戸建住宅の玄関

玄関ドア・勝手口の交換方法を解説!おすすめのリフォーム方法は?

住まいの中からも外からも見える、玄関ドアや勝手口。色あせ・ガタつき・開閉しにくいなどお悩みがあれば、ドアの交換を検討するタイミングかもしれません。ドアを丸ごと交換するのは大変なイメージがあるかもしれませんが、上から新しい枠をかぶせるカバー工法という手軽な工法もあります。今回は玄関ドアや勝手口の交換で叶えられること、施工方法などを解説していきます。

1. 玄関ドア・勝手口を交換するメリット

玄関ドアや勝手口を交換すると、見た目が新しくなるだけでなく、さまざまなメリットがあります。

1-1. メリット1:防犯性が高まる

一昔前の玄関ドアはピッキングなどの犯罪が心配なこともありますが、最新のドアならセキュリティ面も強化されています。上段と下段に鍵がある「2ロックドア」なら、ピッキングにかかる時間は単純計算でも2倍に。鍵を開ける作業が長くかかればかかるほど人目に触れる可能性が増すため、泥棒から狙われにくくなると言われています。

また玄関ドアのガラスを破って、室内側に手を入れ鍵を回して侵入するサムターン回しに対応できる「セキュリティサムターン」という鍵も。外出時や就寝時には室内側のツマミを取り外しておくことで、万が一ガラスを破って手を入れられてしまった場合でも、室内側から鍵を回せなくなります。小さなお子様がいるご家庭では、お子様が勝手に鍵を開けて外に出てしまわないようにと導入する方もいます。

また鍵の閉め忘れが心配な方は、自動で鍵が閉まるオートロック対応の玄関ドアを選ぶのもおすすめです。鍵をバッグやポケットに入れてドアに近づくと解錠されるので、荷物が多いときに鍵を出さなくていいというメリットもあります。

1-2. メリット2:断熱性が高まる

住まいのなかで、熱が最も出入りしやすいのは窓やドアなどの開口部。冬に玄関ドアや勝手口の近くからヒンヤリとした冷気を感じたり、夏に玄関がムシムシと暑くなったりすることも少なくありません。

優れた断熱性能をもった玄関ドアに交換すれば、寒さや暑さを軽減。リビングや居室へ伝わってくる寒さや暑さも抑えられるので、空調効率が維持しやすく省エネや光熱費削減にもつながります。

1-3. メリット3:風や光を取り込める

玄関に熱がこもったり湿気でジメジメしたりするのが気になる場合は、採風ドアに交換するのも選択肢のひとつです。ドアについた小さな窓を開ければ、ドアや鍵を閉めたままで換気。外から人が入ったり手を差し込んだりするのを防ぐため採風窓には格子がついており、網戸で虫が入ってくるのも防ぐことができます。

また玄関が暗いという場合は、ガラス開口がついた採光ドアも。北向きの玄関や、窓を作る場所がない玄関でも、日中は電気をつけずに明るい空間になります。ガラス開口にはスリットタイプや腰窓タイプなどさまざまな大きさやデザインがあるので、取り込みたい光の量や好みに合わせて選ぶとよいでしょう。

関連記事:玄関ドア・室内建具をリフォーム!代表的な建具の種類と選び方のポイント

2. 玄関ドア・勝手口の交換方法は主に2種類

玄関ドアや勝手口を交換する方法は、「はつり工法」と「カバー工法」の主に2種類に分けられます。工事の規模やリフォーム費用の違いなど抑えておきましょう。

2-1. はつり工法

はつり工法とは、ドアを枠ごと取り替える方法です。既存枠を撤去したあと、新しい枠やドアを設置して、解体した外壁や玄関土間など周りの内外装を補修して仕上げるという流れです。

外壁の一部を壊すため、開口部を広く取ったり開閉方法を変えたりと自由度の高いリフォームができます。ただしドアの枠を外壁から切り離すため、工事の規模が大きく、リフォーム費用もかさむのがデメリットです。

2-2. カバー工法

カバー工法とは、既存のドア枠の上から新しい枠をかぶせる工法です。はつり工法のように外壁や玄関土間を傷つけることがないため、今ではカバー工法が主流のリフォーム方法となりました。

玄関ドアや勝手口のカバー工法にかかる時間は、約半日〜1日。外壁を壊さないので粉塵や大きな音も発生せず、リフォーム費用も安く抑えられます。

3. カバー工法で玄関ドア・勝手口を交換する流れ

玄関ドアや勝手口のカバー工法は、次のような流れで進められます。

STEP1:既存のドアや不要な部分の取り外し
まずは外壁とつながっている枠を残したまま、開閉するドア部分のみを取り外します。欄間や子扉がついているドアで、既存の枠に不要な出っ張りがある場合はカットします。

STEP2:新しい枠とドアの取り付け
既存の枠の上から、新しい枠を覆うように取り付け、きちんと水平と垂直がとれたら枠を固定し、新しいドアを設置します。既存の枠と新しい枠の間にある隙間をシーリングで塞ぎ、雨や風が室内に入ってくるのを防ぎます。

STEP3:仕上げ
既存の枠が見えてしまうと見栄えがよくないため、室内と室外どちらからも綺麗に見えるように、額縁でカバーします。額縁の外周部もシーリング処理をして、ガラスやドアクローザーなどの部品を取り付けます。

4. まとめ

玄関ドアや勝手口を交換するカバー工法は、1日でできるリフォームです。(※)ただし開口幅や開閉方法を変えたい場合は、カバー工法ではなくはつり工法が適している場合も。どのような工法なら理想を実現できるのか、現場を確認する必要があります。まずはリフォーム会社に現場調査をお願いして、どのような工事で対応できるか相談してみましょう。

※建物の状況や工事内容によっては1日以上かかる場合もあります。

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