1.なぜリフォームで追加費用が発生するの?
1-1. 解体して老朽化や不具合が判明するケース
リフォームでは壁や床を解体してみると、想像以上に老朽化していたり不具合が見つかったりするケースがあります。例えば壁内部がシロアリ被害で腐食していたり、図面と異なる構造になっていたりする場合、当初想定していなかった工事が必要になることもあります。
1-2. お客様の要望で変更が生じるケース
工事の途中でお客様から「ここに棚がほしい」「ついでにこちらも綺麗にしたい」といった要望が出され、追加工事をすることもあります。当初の計画になかった部分までリフォームすることになれば、その分の費用がプラスされます。
2. 追加費用をふまえて打ち合わせや見積りを進めよう
2-1. 工事前の打ち合わせを念入りに行う
なるべく追加費用がかからないようにするには、事前に入念な打ち合わせをすることが大切です。工事が始まってから設計を変更する場合、同じ内容を最初からプランに組み込むよりも割高になる場合もありますので、リフォーム会社にしっかり要望を伝え、細部まですり合わせておきましょう。
2-2. 契約前に見積書や契約書をしっかりと確認する
リフォーム会社と工事請負契約を結ぶ前に、見積書や計画書の内容をよく確認することも重要なポイントです。「〇〇もしてくれるかと思っていたのに」といった思い違いが原因で追加工事が発生すると、多額の追加費用がかかってしまうことも。例えば壁紙や床の張り替えなら「コンセントの交換は含まれるか」など、細かい部分まで書面でチェックしておくと安心です。
2-3. 事前に予想される追加費用を説明してもらう
建物の築年数などからある程度の傷み具合や補強箇所は予測しますが、見えない部分をすべて正確に予測して計画に盛り込むのは難しいもの。想像以上に風呂場の土台が傷んでいたり、シロアリ被害が見つかったりして、追加費用が発生する場合もあります。
事前に予想される工事内容があるかどうか、その場合はどの程度予算がアップする可能性があるのか、リフォーム会社の見解を聞いてみましょう。それに合わせて予算にゆとりをもたせておくと、追加費用が発生したときに慌てなくてすむはずです。
3. リフォームの途中で追加工事を依頼するときの注意点
工事中に追加や変更が生じた場合、口約束で追加工事を依頼しないことが大切です。いくら費用がかかるのか曖昧なまま施工してもらい、後から高額の請求がくるのはトラブルのもと。必ず追加工事や変更の内容、それにかかる金額を書面に残し、双方で確認しておきましょう。
4. まとめ
リフォームでは、老朽箇所の判明やお客様からの要望などで、追加費用が生じることがあります。事前にどのような事態が起こり得るのか、いくらくらいの追加費用が生じる可能性があるのかを確認しておきましょう。こうしたことを丁寧に説明してくれるかどうかで、信頼できるリフォーム会社か見極めることもできます。