広々とした清潔感のあるトイレ

見た目だけで決めるのは危険!トイレリフォームはバランス重視で

2021.10.28

トイレのリフォームはデザイン面や機能で選びがちですが、使い勝手や空間とのバランスが非常に重要。元気なときも体調が悪いときも毎日使う場所だからこそ、きちんと考えてリフォームしたいものです。
そこで、トイレリフォームのタイミングをはじめ、押さえておくべき注意点などをまとめました。トイレリフォームを考える際の参考にしてみてください。

1.トイレリフォームのタイミング

陶器製のトイレは、外部からの衝撃でヒビが入ったり割れたりしない限り、実は何十年も使用が可能です。しかし、内部のパッキン、配管、部品などはそこまで耐久性がなく10〜15年で寿命を迎えます。経年劣化してくると水漏れやつまりなどの問題が起きやすくなるため、早めの交換が安心です。
また、古くなってくると掃除をしても便器の黄ばみが取れなかったり、嫌なニオイが消えなかったりすることもあります。トイレの機能に異常はなくても、そんなときは取り替えどきといえるかもしれません。

2.トイレリフォームのメリット

壊れていないのに取り替えるのはちょっと、という方もいるかもしれません。でも早めにリフォームすることで、得られるメリットはいっぱいです。
ここでは、最新のトイレにリフォームすることのメリットを紹介していきます。

メリット1:水道代が節約できる
家の中で最も水を使用するのはトイレといわれており、水道代の1/4以上をトイレが占めているとか。家族4人の場合、最新のトイレに取り替えることで、トイレで使用する水量は、10年前と比べて半分以下となり、10年間ではなんと14万円もの節約が期待できるといわれています
トイレを取り替えるだけで、そんなにも水道料金や下水道使用料金が安く抑えられるというのであれば、リフォームした方が断然お得です。
※2021年エディオン調べ(すべての機種に該当するものではありません)

メリット2:電気代が節約できる
最新トイレには、タイマーや省エネモード機能が装備されているので、大幅な節電が可能です。使用時間帯を記憶して節電したり、使用頻度を記憶して便座のヒーターを自動調整したりできるものもあります。

メリット3:掃除がしやすくなる
最新のトイレは、便器の中のフチの裏側に凹凸がないため、汚れを拭き取りやすく簡単に掃除を行うことができます。また、表面に汚れがつきにくい加工が施してあるので、清潔な状態を保つことが可能です。煩わしいトイレ掃除から解放されたいというのであれば、毎回自動で泡による洗浄を行う自動洗浄のトイレもあるので、そちらを検討しても良いでしょう。
さらに、タンクがあるトイレでは、タンクと便器の隙間部分を掃除するのが手間でしたが、タンクレストイレにすれば、隙間がないため掃除もしやすくなります。

メリット4:嫌なニオイを解消できる
気になる使用後のニオイを脱臭したり、イオンを発生させてニオイのもととなるカビ菌を分解・除去したりする脱臭機能付きトイレにすることで、嫌なニオイを防ぐことができます。
また、トイレの嫌なニオイは、実は壁紙や床に染み込んでいることで発生している場合も。
トイレの取り替えと同時に、壁紙や床のリフォームをすることで印象もガラリと変わり、清潔感溢れるトイレに生まれ変わります。

メリット5:スペースが広くなる
タンクレストイレにすれば、タンクがなくなることで便器自体の奥行きが狭まり、便座に腰をかけたときの前方のスペースが広がります。また、タンクがない分、見える壁の面積が広くなるため、見た目もスッキリとした印象に仕上げることができます。

3.トイレリフォームの種類

トイレ本体のみだけでなく、床や壁といった内装まで空間をまるごと変えてしまうリフォームもあります。またトイレ本体についても「組み合わせ型」「一体型(タンクがある通常タイプ/タンクレスタイプ/ロータンクタイプ/ハイブリッドタイプ)」といった種類があり、予算や用途に合わせて選ぶことが可能です。

3-1.空間まるごとリフォームとは

トイレのみを取り替えた場合、床や壁紙は古いままなので、かえって汚れが目立ってしまうことも。そうなってしまうと、せっかくリフォームしても満足度が低かったという結果になりかねません。リフォームするのであれば、トイレ本体だけでなく天井クロスや壁クロス、床のクッションフロアの貼り替えや照明のLED化など、空間をまるごと取り替えてしまうのがおすすめです。
内装工事をパッケージで提供している会社もあるので、チェックしてみてください。工期も約1〜2日程度です。

3-2.組み合わせ型トイレとは?

組み合わせ型のトイレは、便座を自由に選ぶことができ、こだわりたいポイントにだけにお金をかけ、必要のない機能は外すことができます。また、タンク・便座・便器が故障したときも、そのパーツだけを交換すれば良いのでとても経済的です。
ただし、複数のパーツで成り立っているため、どうしてもスッキリした印象になりにくい傾向に。継ぎ目もあるので埃が溜まりやすく、掃除が面倒というデメリットもあります。

3-3.一体型トイレ(タンクがある通常タイプ/タンクレスタイプ/ロータンクタイプ/ハイブリッドタイプ)とは?

全てのパーツがひとつにまとまっているため、スッキリと見える一体型トイレ。おしゃれでスタイリッシュな空間を演出してくれるのが特長です。凹凸が少ないデザインなので掃除もしやすく、清潔を保つことができます。
また、一体型トイレのなかでもタンクレスの場合は、タンク部分がないためトイレ空間にゆとりが生まれ、閉塞感なく広々と使えるのも大きなメリットです。

デメリットは、全てのパーツが一体となっているため、一部分が故障した場合には全体を取り替えなければならならないこと。さらにタンクレストイレの場合は、トイレ本体に手洗いが付いていないのに加え、一部の機種は、水圧が弱い場所では加圧装置が必要になる場合もあるので注意が必要です。

4.リフォームを成功させるために、押さえておきたいポイント

リフォーム後に、イメージと違った、サイズが大きすぎて不便になったということがあります。なぜなら、同じトイレでも、ショールームなどの開放感のある場所で見るのと、自宅の限られた空間で見るのとでは違ってくるからです。リフォームを行う前には、用を足すとき、掃除をするとき、どちらもスムーズに行えるかどうか、ドアの開閉に問題はないかなどトイレのサイズや空間の把握をしておきましょう。
また、節水機能やフタの自動開閉、シャワートイレや手洗いの有無など、どうしても必要とする機能をあらかじめ決めておくことも大切です。
ただし、トイレは一度リフォームすると10~20年程度は使うことになるので、現時点の希望だけではなく、長期的な視点を持って判断することをおすすめします。例えば、加齢による体の衰えに備えて、手すりやヒーターを設置しておく、段差をなくしてバリアフリーにしておくといったことも検討してみても良いかもしれません。
特にマンションの場合には、リフォーム内容が規約違反でないか管理組合に相談する必要があります。排水方式やトイレ位置の変更などは、制約を受けやすい工事なので事前に確認が必要です。

5.まとめ

トイレにはさまざまな種類がありますが、単にデザインや材質、価格だけで選ぶのは危険。見栄えだけで選ぶとサイズが合わなかったり、かえって使い勝手が悪くなったりというケースもあるからです。
満足できるトイレリフォームを実現するためには、専門家への相談がオススメ!経験豊富なリフォームのプロなら、気が付かなかったところにも目が行き届き、最適なアドバイスをしてくれます。
リフォーム会社を選ぶ際は、スタッフへの相談のしやすさはもちろん、トイレ空間を丸ごとリフォームできるパック料金を用意している会社や、何かあったときのためにアフターフォローのしっかりしている会社を選ぶと安心です。

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