内装リフォームで一新されたマンションのLDK

仕上がりの満足度アップ!内装リフォームを成功させるポイント

新築や前回のリフォームから10年くらいたつと、壁や床も汚れや傷みが目立ってくるもの。でも、内装をリフォームすると、お部屋のイメージをがらりと変えることができます。今回は内装リフォームの満足度をぐんとアップさせる、壁紙選びや床材選びのポイントを解説します。

1. 壁・天井の貼り替えを成功させるポイント

最初に壁から選ぶ

壁・天井の貼り替えを成功させるポイントは、まず壁の色柄を選ぶのがおすすめ。壁はお部屋の中で広い面積を占める部分なので、お部屋の印象を大きく左右します。壁の色柄と相性のよい色柄を天井に選ぶと、トータルのバランスをとりやすくなります。

床材や建具との色の組み合わせ

壁や天井の色を選ぶときには、床やドア、サッシとの色の組み合わせもよく考えましょう。たとえば明るい床色にアイボリー系の壁紙を合わせると、やさしくナチュラルな印象に。同じアイボリー系の壁紙でも、建具や床がダーク系ならシックな印象になります。また床→壁→天井と上に向かって明るくすると、天井が高く感じられます。

下地の凸凹に注意!

壁紙の貼り替えでよくあるトラブルが、下地の凸凹が目立ってしまうことです。壁紙の下にある下地に凹凸があると、せっかく壁紙を貼り替えても仕上がりが悪く見えてしまうことがあります。リフォームの場合、元々の壁紙を剥がしたときの“のり”が残って、凸凹が出てしまう場合も。凸凹が目立ちにくい厚みのある壁紙を選ぶこともできますので、リフォーム業者に相談してみましょう。

※下地とは…ここでいう下地とは、壁紙を貼る石膏ボードなどのこと。

巾木・廻り縁もお部屋の雰囲気を左右する

「巾木(はばき)」は壁と床の境目、「廻り縁(まわりぶち)」は天井と壁の境目に取り付ける部材です。素材は木材やビニール製が主流で、隙間を隠して仕上がりをきれいに見せる役割があります。もしリフォーム時に巾木・廻り縁の剥がれやひび割れがあれば、インテリアに合わせたデザインのものへ交換をすることもできます。

お部屋の用途に合わせた機能性を

お部屋の用途に合わせて、汚れ防止・傷防止・消臭抗菌・調湿など機能性のある壁紙を選ぶとより快適に過ごすことができます。たとえばペットやお子さまのいるご家庭には、汚れ防止や傷防止の機能がある壁紙がおすすめ。キッチンや洗面室などの水まわりでは、調湿機能のある壁紙を使うと湿気をコントロールしやすくなります。

2.床材の張り替えを成功させるポイント

床材にはさまざまな種類がある

床材の種類もさまざまありますので、お部屋の用途や好みに合わせて選びましょう。リビングや居室には、フローリングやフロアタイルなどインテリアとの調和をとりやすい床材が。トイレや洗面室など水まわりには、水に強くお手入れしやすいクッションフロアなどの床材が向いています。

床材の種類もさまざまありますので、お部屋の用途や好みに合わせて選びましょう。リビングや居室には、フローリングやフロアタイルなどインテリアとの調和をとりやすい床材が。トイレや洗面室など水まわりには、水に強くお手入れしやすいクッションフロアなどの床材が向いています。

フローリング 木質系の床材。主に天然木や合板を使用して作られている。汚れに強いものや、傷がつきにくいもの、遮音性のあるものなど様々な種類がある。特にマンションでは規約などにより、遮音性の高いものを使われることが多い。
フロアタイル 塩化ビニル(塩ビ)系の床材。クッションフロアと比較すると硬めで、家具の跡が残りにくく、メンテナンス性にも優れている。デザイン面でも木目調、石目調の凹凸が表現され、リアルな質感が楽しめる。
クッションフロア 塩化ビニル(塩ビ)系の床材。フロアタイルと比較するとクッション性が高く、家具の跡が残りやすい。ビニル素材のため防水性に優れており、キッチンや洗面室、トイレなどに用いられることが多い。消臭性のあるタイプや遮音性のあるタイプもあり、用途に応じて使い分けることができる。デザインの種類も豊富な床材。

フローリング
木質系の床材。主に天然木や合板を使用して作られている。汚れに強いものや、傷がつきにくいもの、遮音性のあるものなど様々な種類がある。特にマンションでは規約などにより、遮音性の高いものを使われることが多い。
フロアタイル
塩化ビニル(塩ビ)系の床材。クッションフロアと比較すると硬めで、家具の跡が残りにくく、メンテナンス性にも優れている。デザイン面でも木目調、石目調の凹凸が表現され、リアルな質感が楽しめる。
クッションフロア
塩化ビニル(塩ビ)系の床材。フロアタイルと比較するとクッション性が高く、家具の跡が残りやすい。ビニル素材のため防水性に優れており、キッチンや洗面室、トイレなどに用いられることが多い。消臭性のあるタイプや遮音性のあるタイプもあり、用途に応じて使い分けることができる。デザインの種類も豊富な床材。

好みの肌ざわりや柔らかさの床材を選ぶ

くつろぎを重視するお部屋では、床材の肌ざわりもポイントです。無垢材のフローリングやカーペットは、素足で歩いたときにもひんやりしにくいもの。フローリングは木材の種類によっても感触や柔らかさが変わってくるので、お好きなものを見つけてみてください。またわんちゃんや猫ちゃんと暮らすなら、すべりにくい床材を選ぶとペットの足腰にもやさしい床になります。

床の色でお部屋のイメージが変わる

床も壁と同様に広い面積を占めるので、色選びはとても大切です。床が明るいとお部屋が広く見え、濃い色だと高級感や落ち着き感を演出できます。家具との相性もポイントになりますので、お気に入りの家具を引き立てるような色の床材を選びましょう。

3.内装リフォームを成功させる業者選びのポイント

内装リフォームはどこの業者を選ぶかによって、仕上がりが大きく変わってきます。内装リフォームの実績が豊富で、デザインの好みが合いそうな業者に頼むとよいでしょう。もし気になる業者があれば、ホームページやカタログでリフォーム事例を見ると、仕上がりのイメージの参考になります。
なお、内装リフォームは工事内容や料金設定がわかりにくいと言われることもあります。意外と費用がかさんでしまうこともありますので、価格表示が明瞭な業者や、費用の内訳を具体的に説明してくれる業者ですとわかりやすく安心です。

4.まとめ

壁や床は面積が広いので、お部屋のイメージを変えたいときに最適なリフォームの部位です。デザインはもちろん、お部屋の用途にあわせた機能を選んで快適に過ごせるようにしましょう。
マンションによっては、交換できる床材が指定されていることもありますので、事前に管理規約をしっかりと確認することも必要です。また仕上がりに後悔しないためにも、窓や玄関など変えられない部分との相性もよく考えることが大切です。

また壁や床が古くなってきている場合、水まわり設備も古くなってきている可能性があります。まとめてリフォームすると、工事の選択肢が広がる場合や、価格的にも有利になることがあります。内装で何か気になることがあったら、まずは店舗が近くにあって、料金設定のわかりやすいリフォーム業者に相談してみましょう。

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