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リフォーム会社を「資格」で見極める!注目すべき建築関連資格とは?

信頼できるリフォーム会社を選ぶことは、快適で安全な住まいづくりの第一歩です。その際、会社に所属する有資格者の存在は、専門知識と技術力の証となり、安心してリフォームを任せられる重要な指標となります。今回は、リフォーム会社選びの際に注目すべき建築関連資格について詳しく解説します。

1. 建物の設計のエキスパートである建築士

1-1. 一級建築士

一級建築士は、あらゆる規模・用途の建築物の設計・監理が可能な最高峰の資格です。構造計算や建築確認申請など、高度な技術と知識を要する業務を担当します。
リフォームにおいては、主に大規模リフォームや構造変更を伴う案件で重要な役割を果たします。一級建築士がいる会社であれば、複雑で大規模なリフォーム工事も安心して依頼できるでしょう。

1-2. 二級建築士

二級建築士は、中小規模の建築物の設計・監理を行う資格です。リフォームでは、一般住宅の改修や増築などの案件で活躍します。一級建築士ほどの大規模工事は扱えませんが、一般的な住宅リフォームには十分な知識と技術を持っています。

2. 安全と品質を確保して現場を支える有資格者

2-1. 建築施工管理技士

建築施工管理技士は、建設工事の品質、工程、安全の管理を担当する重要な資格です。リフォーム工事においても、進行管理、品質管理、安全管理を担当し、プロジェクトが円滑に進むよう努めます。この資格保持者がいることで、工事の質と安全性が確保されます。

2-2. 石綿作業主任者

石綿作業主任者は、アスベスト(石綿)を含む建材の取り扱いに関する専門家です。特に古い建物のリフォームでは重要な役割を果たし、安全かつ適切なアスベスト除去の作業環境を確保し、健康被害を防止する責任があります。
法律で定められているように、アスベストに関わる現場では、最低1名の石綿作業主任者が監督し、石綿取扱作業従事者特別教育を修了した者が作業をしなければなりません。さらに、2023年10月からは、石綿含有建材調査者によるアスベストを含む建材等の事前調査が義務化され、より工事前の調査の質が向上しました。

2-3. 第二種電気工事士

電気に関わる工事は危険を伴うため、電気工事士の資格が必要不可欠です。第二種電気工事士は、コンセントや照明器具の取り付け、エアコンの設置工事、電気設備や配線の追加工事などを行います。一般住宅や小規模な店舗・事業所のリフォームでは、この資格があれば十分です。ただし、工場やビルなど大きな建物では、より高度な第一種電気工事士の資格が必要となります。

2-4. ガス主任技術者

ガス主任技術者は、ガス工事の現場監督の役割を担います。実際の工事作業は、施工内容によって必要な資格が異なります。例えば、都市ガスならガス機器設置スペシャリスト、LPガスなら液化石油ガス設備士、また、法で定められた特定のガス消費機器を扱う場合はガス消費機器設置工事監督者などの資格が必要です。ガス関連のリフォームを行う際は、これらの資格保持者の存在が安全性の担保となります。

2-5. 給水装置工事主任技術者

給水・給湯の施工自体は資格がなくても行えますが、正しく施工するための調査・検査を、給水装置工事主任技術者が担うことが必要です。この資格保持者が監督することで、適切な給水設備の施工が保証されます。水まわりのリフォームを検討する際は、この資格を持つ技術者がいるかどうかをチェックすると良いでしょう。

3. 美しさと快適さを追求するインテリア関連の有資格者

3-1. インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、住まいの内装や家具の選定・配置を担当する専門家です。顧客の理想の暮らしを反映させた空間提案が得意で、リフォームでは内装デザインや色彩計画を担当します。単なる機能性だけでなく、住む人の個性や生活スタイルに合わせた心地よい空間を提案してくれます。

3-2. インテリアプランナー

インテリアプランナーは、建築と内装の両面から空間をデザインする資格です。造作家具や建築化照明なども含めて総合的に空間をプランニングします。リフォームにおいては、建築的な要素と内装デザインを調和させ、機能的かつ美しい空間を創出する役割を担います。

3-3. カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは、色彩の専門家として空間の色使いを提案します。心理的効果や光の影響を考慮した色彩計画を立案し、リフォームでは壁紙や塗装、家具の色選びをサポートします。さらに、キッチン全体の空間提案も行い、機能性と美観を両立させた色彩計画を提案することも。色彩を通じて、住まいの雰囲気や快適性を大きく向上させる重要な役割を果たします。

4. 誰もが暮らしやすい住まいを提案する有資格者

4-1. 福祉住環境コーディネーター

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障がい者にとって暮らしやすい住環境を提案する専門家です。バリアフリー設計や介護しやすい間取りの知識を持ち、リフォームでは将来の介護需要を見越した改修提案が得意です。この資格保持者の存在は、長期的な視点で安心して暮らせる住まいづくりに欠かせません。

4-2. スマートマスター

スマートマスターは、最新の住宅設備や家電に関する知識を持つ専門家です。エネルギー管理システムやIoT機器の提案・設置をサポートし、リフォームでは省エネ性能の向上や住宅の高機能化を担当します。この資格保持者のいるリフォーム会社に依頼することで、最新技術を取り入れた快適な住空間=「スマートホーム」が実現できるでしょう。

5. まとめ

リフォーム会社を選ぶ際、有資格者の存在は安心で質の高い施工を保証する重要な指標となります。資格ごとに専門分野が異なるため、あなたのリフォーム計画に最適な資格保持者が在籍しているかを見極めることが大切です。ただし、資格はあくまでも一つの目安。会社の実績や評判、コミュニケーション能力なども総合的に見て、信頼できるリフォーム会社を見つけましょう。

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