家庭用蓄電池システムとは?

蓄電池システムのある家のイメージ

家庭用蓄電池システムとは?初期費用や寿命を延ばすポイントを解説

近年、家庭用蓄電池システムへの関心が高まっています。太陽光発電システムの固定価格買取制度(FIT)の終了を控えた世帯や、災害対策として導入を検討している方が増えているからです。しかし、「初期費用がいくらかかるのか」「どのくらいの期間使えるのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。そこで今回は、家庭用蓄電池システムの基本的な情報から、寿命を延ばすポイント、初期費用の相場まで詳しく解説します。

1. 家庭用蓄電池システムとは?

家庭用蓄電池システムは、電力を貯蔵し必要なときに使用できるようにする設備です。昼間に太陽光発電システムで作られた余剰電力や、時間帯別電灯プランで契約されている方の場合は夜間の安価な電力を蓄えて使います。

家庭用蓄電池システムを導入するメリットは、光熱費を削減できること。特に太陽光発電システムと組み合わせることで、自家発電した電力を無駄なく活用できるようになり、高い光熱費削減効果を発揮します。また、停電時にバックアップ電源として使えるのも大きなメリット。ある程度の電源を蓄えておけるので、災害時も生活の安全性と快適性を確保できます。

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2. 家庭用蓄電池システムの寿命は何年?

家庭用蓄電池システムの寿命は、10〜15年程度が目安です。また、充放電を繰り返すと消耗が早まるため、寿命の目安として「サイクル数」という数字が用いられています。電池残量0%から100%まで充電して、再び0%になるまでが1サイクル。一般的な家庭用蓄電池システムの寿命は、6,000〜1万2,000サイクル程度です。

メーカー指定のサイクル数や使用期間を過ぎても、すぐに使えなくなるわけではありません。しかし、充電効率が徐々に低下し、一回の充電で使える電力量は少なくなっていきます。

3. 家庭用蓄電池システムを長持ちさせるポイント

家庭用蓄電池システムを長く使うためには、適切な容量を選ぶことがポイントです。蓄えられる電力量が小さすぎると、頻繁な充放電が必要となり寿命が縮まってしまいます。使用したい電力量や、太陽光発電システムの発電量に合わせて、適切な容量の蓄電池システムを選びましょう。

また、購入前にメーカー保証の内容を確認することも大切です。充実したメーカー保証があれば、万が一不具合が発生しても、無償や格安で修理してもらえる場合があります。

4. 家庭用蓄電池システムの導入にかかる初期費用の相場

家庭用蓄電池システムの初期費用は、1kWhあたり20〜30万円程度が目安です。この価格には、モニターやパワーコンディショナ、標準取付工事費も含まれています。導入時には国や自治体からの補助金が利用できる場合もあるので、確認してみるとよいでしょう。

5. まとめ

家庭用蓄電池システムは、卒FITを控えている世帯や、光熱費削減を目指す方にとって、検討する価値のある選択肢です。初期費用はかかりますが、補助金を活用することで導入のハードルを下げられる可能性もあります。

長く効率的に使い続けるには、家庭のニーズに合わせた容量選びが重要です。導入を検討される際は、家庭用蓄電池システムや太陽光発電システムに詳しいリフォーム会社や販売店に相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、最適なシステムを選び、長期的なメリットを最大化できるでしょう。

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