1.洗面化粧台リフォームのタイミング
洗面化粧台の耐用年数はおおよそ10〜15年。耐用年数を超えたら使えなくなるという訳ではありませんが、洗面ボウルにひび割れが発生したり、蛇口部分や排水管などからの水漏れがあったりする場合は、リフォームを検討する時期といえるでしょう。水漏れを放置していると、洗面台下の収納内部や床にカビが発生する可能性もあります。
また、子どもが生まれたり、二世帯で暮らし始めたり家族構成に変化があったときも、リフォームを検討するタイミングのひとつです。
2.洗面化粧台リフォームのメリット
リフォームには費用もかかるので、壊れない限り使いたいという人もいることでしょう。しかし、水回りの設備機器は、年々さまざまな商品が開発され最新式のものと10年前のものとを比べると、機能性が格段にアップしていてメリットがいっぱいあります。
例えば、最新の洗面化粧台には水の出し止めが簡単にできるタッチ式水栓や、手をかざすだけで水が出てくる自動水栓があり、節水効果も大。LED照明がついている洗面台もあり電気代も大幅に節約できます。
また、ハンドシャワーや汚れがたまりにくい排水口、ゴミが捨てやすいヘアキャッチャーなど、より使いやすく進化したパーツが採用され、お掃除も簡単。収納部分にも工夫を凝らしているものが多く、洗面所全体がスッキリします。
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3.洗面化粧台の種類
洗面化粧台には大きく分けると「ユニット洗面化粧台」「システム洗面化粧台」「カウンター洗面化粧台」といった種類があります。家族構成やライフスタイル、設置するスペースに合ったものを選ぶと良いでしょう。
3-1.ユニット洗面化粧台
一般的な据え置き型の洗面化粧台です。洗面ボウル、水栓、鏡、照明、カウンター収納、コンセントがセットになっており、比較的リーズナブル。
間口のサイズが60cm、75cm、90cm、120cmなどの商品があり、空間に合わせて選ぶことができます。
3-2.システム洗面化粧台
洗面ボウル、水栓、鏡、照明、カウンター下収納、コンセントに加え、上部や左右に収納棚などを取り付けることができ、必要に応じた収納スペースを確保することができます。
カウンター、洗面ボウル、水栓、鏡などのデザインを自由に選ぶことができ、洗面室全体をトータルでコーディネートすることが可能です。
3-3.カウンター洗面化粧台
カウンター、鏡、照明などを別々に設置するタイプのものです。カウンターや洗面ボウルだけでなく、収納ユニット、扉材、水栓金具など空間に合わせて自由に選び組み合わせることができるほか、サイズや高さなども調整可能。オリジナルの洗面化粧台にすることができます。
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4. リフォームを成功させるために、押さえておきたいポイント
洗面所の広さを変えずにリフォームするのであれば、元々の広さによって取り付けられる洗面化粧台は限られてきます。まずは家の洗面所の広さに合ったサイズの洗面化粧台に絞った上で、何を追求するかを考えていきましょう。例えば、欲しい機能が付いているかどうか、お手入れしやすい素材かどうか、デザインが良いかどうか、収納したいものを入れるスペースがあるかどうか、使い勝手が良いかどうかなどをチェックするといった具合です。
化粧や身だしなみを整えたいなら鏡や照明、コンセントの数や化粧品等の収納にこだわる必要がありますし、家族が多いのなら洗面ボウルを2つ設置するということも考えられます。さらに、小さな子どもや高齢者がいる場合は、安全性にも配慮が必要です。
また、色や質感、キャビネットの開け閉めについては、写真ではわかりにくいこともあるので、ショールームなどで実物を見てから選ぶことをおすすめします。
5.まとめ
デザインやサイズ、機能など豊富なバリエーションが揃っている化粧洗面台。でもイメージだけで「これにしたい」という希望があっても、実際、自分の家にはそのタイプのものにリフォームできないということもあるようです。だからこそ、リフォームを思い立ったら、まずは信頼できるリフォーム会社に相談し、プロからのアドバイスを受けることが大切。
施工実績が豊富で店舗が多く、相談のしやすいスタッフがいるかどうかを基準に会社を選ぶと良いでしょう。また、良心的なパック料金やアフターフォローがしっかりしている会社もおすすめです。チェックしてみましょう。