浴室の天井に設置されたビルトイン型の真新しい浴室暖房乾燥機

入浴時のヒートショック 浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機の導入で対策を

2021.11.29

寒い季節は暖かいお風呂で血行を良くしてリラックスしたいものですよね。でも実は冬場のお風呂はとても危険な場所。急激な温度変化によって起こる、ヒートショックによる死亡事故が多発しています。
そんな怖いヒートショックから身を守るためには、浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機の設置がおすすめです。浴室や脱衣所の暖房・乾燥以外に衣類の乾燥もできるので、花粉の時期や梅雨どきなど年間を通して何かと便利。後付けすることも可能なので、この機会に浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機の導入を検討してみませんか?

1.冬場の入浴時に多発する怖い「ヒートショック」

寒い日に暖房の効いた暖かい部屋から寒い部屋に行くと、その室温差に思わず震えてしまったという経験はないでしょうか。家の中の急激な温度の変化により血圧が上下に大きく変動することで、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす健康被害のことをヒートショックといいます。特に気温の下がる冬場の入浴時やトイレでは、ヒートショックが起こりやすいので注意と対策が必要です。
高齢者に多発しており、消費者庁では、このような入浴中の事故を防ぐため「入浴前に脱衣所や浴室を暖めましょう」と呼びかけています。

2. 浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機とは?

冬の寒い日の入浴前にお風呂場を暖めておいたり、天気や花粉を気にせず洗濯物を干したりできるなど季節に合った使用ができます。
浴室暖房乾燥機の基本機能は、暖房、乾燥、涼風、換気、24時間換気など。脱衣所暖房機には暖房、涼風、ドライヤーなどの機能があります。

3. 浴室暖房乾燥機導入のメリット

メリット1:ヒートショック対策になる
ヒートショックを起こさないようにするためには、住宅内の温度差をなくすことが大切。冬の寒い日でも、あらかじめ浴室を暖めておくことでヒートショック対策になります。浴室暖房乾燥機を設置しておけば、高齢の方や血圧の高い方の入浴時の危険の軽減が期待できます。

メリット2:雨や花粉、PM2.5を気にせず洗濯物が干せる
雨が続くときや花粉の時期でも、気にせず洗濯物を干すことができます。乾燥機能により、部屋干しの臭いや生乾きの臭いなどが発生しにくいのも大きなメリット。
また、最近ではPM2.5や黄砂の飛来対策としても、浴室暖房乾燥機が注目されています。

メリット3:湿気を取り除き、カビを抑制できる
浴室の湿気を取り除き、結露やカビの発生を抑制します。浴室のカビ対策は、とにかく水分や湿気を溜めないことが大切。浴室暖房乾燥機があれば、特に湿度・気温が高くなる梅雨時から夏にかけての時期や、マンションなどの窓がない浴室でも湿気を排出するので、カビの発生やニオイの発生を抑えカラッと快適に過ごすことができます。

メリット4:夏場の入浴が快適になる
涼風機能が、夏場のむし暑さや入浴後のほてりをやわらげ、湯あたりやのぼせを防止してくれます。窓がない浴室でも、心地良い風が流れるので暑い夏でも快適・爽快です
※冷房機能ではありません

メリット5:ミストサウナが使える
ミストサウナ付き浴室暖房乾燥機を選べば、家庭で心地良いサウナ効果を楽しめます。ミストサウナは、温泉や銭湯などにある高温で低湿度のドライサウナと異なり、低温・高湿度で息苦しくならないのが特徴です。温かいミスト(霧)により全身にじんわりと熱が行き渡り、お肌の乾燥対策もバッチリ!心も体もリラックスできます。

4. 浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機の種類

浴室暖房乾燥機には、「天井埋め込み型(ビルトイン)」と「壁掛け型」の2つのタイプがあり、脱衣所暖房機には「壁掛け型」があります。

4-1.天井埋め込み型(ビルトイン)浴室暖房乾燥機

天井に埋め込むので、出っ張りが少なくスッキリとスタイリッシュに仕上がるのが特長です。最近の主流はこのタイプで、新築住宅をはじめリフォームでも多く採用されています。

4-2.壁掛け型浴室暖房乾燥機

既存の換気口を利用して設置するタイプの浴室暖房乾燥機です。換気扇が壁に付いている浴室であれば、大掛かりな工事をすることなく設置することができます。

4-3.壁掛け型脱衣所暖房機

暖房・涼風機能があるので、冬は入浴前から暖かく、夏の入浴後も涼しく快適に過ごすことができます。壁掛け式なので置き場所も取らず足元もスッキリ。転倒ややけどの心配もありません。
脱衣所のほか、トイレや玄関などさまざまな場所に設置できます。

5.取り付ける前に注意しておきたいポイント

ユニットバスはもちろん、タイル貼りの在来工法の浴室にも後付けできますが、もともとの浴室の状況によって注意すべきポイントが変わってるので注意しましょう。
また、消費電力が大きいので、契約している電気容量の確認が必要です。場合によっては電気の増設工事が必要となります。

ユニットバスの場合
浴室暖房乾燥機が付いていないユニットバスに後付けで取り付ける場合、天井に換気扇や点検口が付いているかを確認する必要があります。換気扇がある場合は、大掛かりな工事をせずに浴室暖房乾燥機を設置することができますが、ない場合は大規模なリフォームが必要となり、相応の費用が必要です。

在来工法浴室の場合
換気口があるかどうかをまず確認しましょう。タイル張りやコンクリート壁の浴室は、換気口が壁面に付いていることが多いので、その開口部を利用して壁掛け式の浴室暖房乾燥機を付けることが可能です。

いずれの場合でも、構造的に設置可能かどうかは、専門業者に現場を見てもらい判断してもらうのが一番です。でも、後付けは可能なものの、希望通りに行かない場合もあるので、浴室全体のリフォームと同時にするのがおすすめといえるでしょう。

6.まとめ

生活の利便性や快適性が向上し、毎日の満足度を高めてくれる浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機。後付けも可能ですが、既存の浴室や脱衣所によって、できること、できないこともあり、またコストや工事の規模も変わってきます。だからこそ、まずは専門家に相談し、それぞれの家庭にあった最適な浴室暖房乾燥機・脱衣所暖房機の導入を提案してもらいましょう。
リフォーム会社を選ぶ際は、店舗が多い、相談しやすい経験豊富なプロがいるなどのほか、パック料金やアフターフォローのしっかりしている会社を選ぶと安心です。

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