1.自宅の外壁や屋根、こんな状態になっていませんか?
こんな劣化の症状が見られたら、リフォームのサインです。
![ご自宅の外壁・屋根、こんな症状は要注意!外壁の症状「変色・褪色が出る」「白い粉が付く」「カビ・コケ・藻の発生」「塗膜の膨れ」「錆・塗膜の剥がれ 」「外壁塗膜の剥がれ」「シーリング割れ」「外壁のひび割れ」 「コンクリートの劣化」「パネルの反り・浮き」「下地の劣化・破損」「建物内部の腐朽」、屋根の症状「色褪せ」「カビ・コケ・藻の付着」「変形・反り」「割れ」](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_2.jpg)
2.外壁・屋根リフォームのタイミングとは?
外壁・屋根の塗り替えのタイミングは8〜15年といわれています。色褪せている、ひび割れている、カビや苔が生えているなどは要注意。
定期的なメンテナンスをしないで放置すると、隠れて見えない土台が深刻な状態となり、大規模な工事が必要になってしまう場合も。高い修繕費用がかかってしまう前に対処しましょう。
![ひび割れた家の外壁に貼られた絆創膏](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_3.jpg)
3.外壁・屋根リフォームの種類
外壁や屋根のリフォームは「塗装」と「取り替え」の2種類に分けられます。
基本、塗料の塗膜によって表面が守られていますが、一定期間を過ぎると塗膜が劣化して亀裂が入り、そこから雨水が侵入するなどしてダメージを受けてしまいます。それを防ぐために必要なのが塗装です。
まずは塗装を行い、外壁や屋根の寿命が来たら取り替えとなります。外壁の場合は「張り替え」、屋根の場合は「葺き替え」といいます。
3-1.塗装による外壁リフォーム モルタルの場合
モルタルとは、セメントと砂を水で練り混ぜたものです。職人が現場で仕上げるため、自由なデザインが可能ですが、職人の技術によって耐久性が左右することも。
耐火性に富みますが、ひび割れが起きやすく、そこから水が入りこみやすいというデメリットがあります。内部まで傷んでくるとリフォーム費用もかさむため、遅くとも10年を過ぎたら塗り替えを行うことをおすすめします。
![モルタルの壁に塗装をする職人の手](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_4.jpg)
3-2.塗装による外壁リフォーム サイディングの場合
サイディングは、現在、主流になりつつある外壁で、セメント系や金属系の素材を板状に形成したものです。軽量で耐火性や耐水性、通気性に優れメンテナンスがしやすい反面、決まったバリエーションからしか選べないのがデメリット。
サイディングも表面は塗料による塗膜に守られています。壁全体にチョークのような粉がふいてきたり、カビなどが発生してきたりした場合は、モルタル同様、塗り替えが必要です。
また、外壁同士のつなぎ目に充填されているコーキングにも、ひび割れや縮みなど劣化が生じます。その場合には、古いコーキングを全て取り除き新たにコーキングを充填する「打ち替え」や、既存のコーキングの上から重ねて充填する「打ち増し」が必要となってきます。
![サイディングの外壁を塗装するローラー](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_5.jpg)
3-3.塗装による屋根リフォーム
近年非常に多く使用されている屋根建材に、スレート瓦というものがあります。非常に軽量で建物への負担も少なく地震対策にも優れた建材です。しかし、セメントと繊維素材で構成されているため、スレート素材自体に防水性はありません。定期的な塗装によって防水性を維持していくことが必要です。
塗装は、屋根のリフォームの中では、もっとも安価でオーソドックスなものですが、築年数によっては、塗装では対応できない場合もあります。
![屋根に登り塗装をする職人](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_6.jpg)
3-4.カバー工法による屋根リフォーム
カバー工法というのは、古い瓦の上に新しい屋根を載せていくリフォーム方法です。塗装に比べて費用がかかり、また、古い屋根材の上に重ねるため重みが出てしまうというデメリットがあります。しかしメリットも多く、葺き替えと比べると古い屋根材の処分をしないので廃材処分費用もかからず、しかもエコ。また、2重になることで、断熱性・遮熱性・防音性が向上するといわれています。
![新しくカバーされた金属製の屋根](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_7.jpg)
3-5.葺き替えによる屋根リフォーム
葺き替えというのは、古い屋根材を全て取り除き、新しい屋根材を貼り直すリフォームのことです。古い屋根材を処分しなければならないため、廃材処理費用がかかるなど費用面でのデメリットはありますが、耐用年数の長さや地震対策は非常に優れています。
![瓦屋根の葺き替えを行う職人](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_8.jpg)
外壁・屋根塗装のリフォーム事例はこちら
4.外壁・屋根塗装リフォーム 工事の流れ
外壁塗装、屋根塗装のリフォームは様々な工程を経て完成となります。
![1〜2日目「足場設置・ネット養生」安全で規制に対応した足場を仮設し、近隣への配慮、塗料の飛散を防ぎます。→2日目「高圧洗浄」塗り替え前に劣化汚れを洗浄します。→3〜5日目「事前・下地調整(標準工事外)」傷んでいるところは補修処理が必要です。「養生」必要な箇所を保護します。→6〜7日目「屋根下塗り・屋根上塗り」→8〜11日目「外壁下塗り・外壁上塗り」→12〜14日目「付帯部塗装」外壁・屋根以外で塗り替えできる箇所を施工。→16日目「足場解体・完了・引き渡し」](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_9.jpg)
5.外壁・屋根リフォームは塗料で決まる?!
フッ素系・シリコン系・ウレタン系・アクリル系など外壁・屋根リフォームに必要な塗料には様々な種類があり、耐用年数や価格、メリット・デメリットは異なります。
また、塗料にはグレードがあり、グレードが高いものほど機能性に優れますが、費用が高くなる傾向に。例えば、アクリル系塗料やウレタン系塗料は、一回の塗装にかかるコストは安く済みますが、頻繁に塗り替えが必要です。フッ素系塗料は高額にはなりますが、長い耐用年数が期待できます。
家の状態や外壁・屋根の材質に加え、遮熱性、防水性、防汚性、防カビ性などの性能を考慮し、適した塗料を選ぶことが光熱費やリフォーム費の節約につながります。
![リフォームに欠かせない色とりどりの塗料](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_10.jpg)
6. リフォームを成功させるために、押さえておきたいポイント
外壁・屋根どちらのリフォームにも、作業するためには「足場」が必要です。この足場の組み立てにもコストと日数がかかるので、リフォームする際には外壁・屋根を同時にすることで費用も手間も省けます。ただ、この足場代をリフォーム価格に含まず別途請求する業者や、足場を組まずに作業する無謀な業者もいるようです。あとでもめることのないよう、事前に確認しておきましょう。
また、塗装技術もリフォームの仕上がりを左右します。塗料を知り尽くした塗料メーカーが塗装を行っているメーカー施工もあるようなので、そういったポイントでリフォーム業社を選ぶことも大切です。技術によって寿命も変わってくるので、見積り金額だけで判断することは避けたほうが良いでしょう。
![組み立てられた足場に立つ職人](https://reform.edion.jp/app/uploads/2021/08/blog006_11.jpg)
7.まとめ
新築の住居も、10年ほど経過すると外壁や屋根の汚れや傷が目立ち始めます。大切な家を長持ちさせるためには、適切な時期にリフォームする必要がありますが、素人判断ではなかなか決められないのが現実です。
特に悪徳業者が多いといわれ、注意が必要な外壁・屋根リフォーム。値引きを強調する業者は必要な工程を省く場合もあるので避けたほうが良いでしょう。
まずは実績・定評のあるリフォーム会社を選定し、経験豊富な専門家に相談することをおすすめします。全ての料金や作業が明確になったパック料金や、リフォーム後のアフタフォローがしっかりしている会社を選ぶと安心です。