キッチンのビルトイン食洗機

ビルトイン食洗機の選び方を徹底解説!リフォームで交換や後付けするなら?

2022.05.26

家事の負担が減って、節水・節約にもなる食洗機。なかでもキッチン本体に組み込むビルトイン食洗機は、キッチンのワークトップを広く使えてとても便利です。今回は「今使っているビルトイン食洗機が古くなってきたので交換したい」または「ビルトイン食洗機がないキッチンに後付けしたい」という方へむけて、ビルトイン食洗機のメリットや種類、選び方などを詳しく解説します。

1. ビルトイン食洗機とは?据え置き型との違い

1-1. ビルトイン食洗機

ビルトイン食洗機とは、キッチン本体に組み込むタイプの食洗機のこと。キッチンのワークトップの上に場所をとらず、ホースや電源コードも露出しないので見た目がすっきりするのが大きなメリットです。

ビルトイン食洗機には1〜3人向けのモデルから、4〜5人向けの大容量モデルまであるので、家族の人数にあわせて選びましょう。大きなサイズは、使う食器の多いご家庭にはもちろん、大皿やフライパンを入れたい方にもおすすめです。

ビルトイン食洗機はキッチンのキャビネット部分に埋め込むように設置します。そのため今ビルトイン食洗機がついていないキッチンに新たに導入する場合は、キャビネットの取り外しや排水管の接続などの改修工事が必要です。

1-2. 据え置き型食洗機

据え置き型は、キッチンのワークトップ等の上に置いて使うタイプの食洗機です。大掛かりなリフォーム工事が不要なので、賃貸にお住まいの方などビルトイン食洗機を設置できない場合でも手軽に導入できます。

給水方法によって、「分岐水栓式・タンク式」の2種類に分けられます。

分岐水栓式 蛇口に分岐水栓を取り付けて、直接ホースでつないで給水する。
タンク式 工事不要で、食洗機のタンクに水を注いで使う。

分岐水栓式 蛇口に分岐水栓を取り付けて、直接ホースでつないで給水する。
タンク式 工事不要で、食洗機のタンクに水を注いで使う。

据え置き型食洗機の注意点としては、キッチンに置き場所が必要なこと。カウンター上やシンク横などに、本体を置けて扉が開閉できるスペースがとれるか確認しましょう。狭いキッチンでも、スリムタイプの食洗機を選んだり、食洗機用ラックを設置したりすることでスペースを確保できることもあります。

2. ビルトイン食洗機を設置するメリット

2-1. キッチンがすっきりと片付いて見える

食器を手洗いすると、洗い終わった食器が伏せてあったり、水切りカゴが邪魔になったりと、どうしてもキッチンに生活感がでてしまいます。食洗機があれば、乾燥後の食器を入れたままにしても、キッチンは散らかって見えずスッキリ。とくにビルトイン型食洗機の場合は、据え置き型とは違って食洗機自体も隠れるので、よりキッチンがスッキリとします。

2-2. 高温で洗うので衛生的

手洗いの場合、お湯の温度は高くても40℃前後。暑い時期など、あまりお湯を使いたくない時は、油汚れが落ちず困っているという方も多いのではないでしょうか。お湯や洗剤に長時間触ることで、手がカサカサになったり、あかぎれやひび割れに悩まされたりすることも。

一方、食洗機なら60℃以上のお湯で洗えるため、ガンコな油汚れもすっきり。ザルや泡立て器のような手洗いしにくい調理器具も、高圧水流で隅々まで汚れを落とすことができます。水に触る時間が大幅に減るので、手荒れ対策にもなるでしょう。

また食洗機では食器を洗浄したあと、高温でしっかりと乾燥させるので衛生的。濡れた食器や布巾の雑菌が気になる方にもおすすめです。

2-3. 家事時短でゆとりの時間が増える

最近はおうち時間が増え、外食する機会が減った方も多いのではないでしょうか。そんななかでとくに負担が増えた家事が、料理と食器洗いです。朝・昼・晩と1日3回も「家族全員分の食事の用意&食器洗い」を繰り返すことになり、大きな負担になっているという方も多いのではないでしょうか。

おうち時間をストレスフリーですごすためにも、食洗機を導入して時短するのが効果的。食器洗いの手間が減ると、食後に家族みんなでリラックスしてすごせる時間が増えるでしょう。

2-4. 節水・節約になる

食洗機を使うと、電気代がかかってもったいないと考えている方も多いかもしれません。しかし実は手洗いよりも、食洗機を使ったほうがトータルで節約になる場合もあります。手洗いだと思っているよりも大量の水を流すことになりますが、食洗機は庫内に少量のお湯や水をためて、循環させて洗うことができるからです。

たとえばPanasonicで人気のビルトイン食洗機NP-45MD9シリーズの場合、1回あたりの使用水量は約9L。手洗い1回当たり約88Lと比較して、約1/9の水量で洗うことができます。

電気料金・水道料金・ガス料金・洗剤代を合わせたランニングコストを考えると、1回あたり手洗いが約62.3円、食洗機が約29.1円。1日2回×365日使うと、年間約2万4,200円も節約できると試算されています。

参考/https://sumai.panasonic.jp/dishwasher/merit/

3. ビルトイン食洗機の種類

ビルトイン食洗機は、扉の開閉タイプで「スライドオープン型・フロントオープン型」の2種類に分けられます。国内メーカーで主流なのはスライドオープン型で、庫内の深さは「ミドルタイプ・ディープタイプ」の2種類です。


タイプ
スライドオープン型 フロントオープン型
ミドルタイプ
(浅型)
ディープタイプ
(深型)
特徴 ・引き出して、上部から食器を入れる
・食器を出し入れするときの姿勢が楽
・商品のバリエーションが豊富
・扉を前に倒し、カゴを引き出して食器を入  れる
・最も容量が大きい
庫内
容量
約40L 約60L 約66L
食器
点数
40点
(約5人分)
44〜48点
(約6人分)
56点
(約8人分)
設置
場所
調理台下
or
シンク下
調理台下 調理台下

扉タイプ スライドオープン型
ミドルタイプ(浅型) ディープタイプ(深型)
特徴 ・引き出して、上部から食器を入れる
・食器を出し入れするときの姿勢が楽
・商品のバリエーションが豊富
庫内容量 約40L 約60L
食器点数 40点
(約5人分)
44〜48点
(約6人分)
設置場所 調理台下
or
シンク下
調理台下
扉タイプ フロントオープン型
特徴 ・扉を前に倒し、カゴを引き出して食器を入れる
・最も容量が大きい
庫内容量 約66L
食器点数 56点(約8人分)
設置場所 調理台下

家族の人数が多い場合や、大皿やフライパンなどを入れたい場合は、容量の大きいディープタイプもしくはフロントオープン型が向いています。ミドルタイプのみ、調理台下だけでなくシンク下にも設置可能です。調理台下にミドルタイプを設置する場合は、下部の余ったスペースに引き出し収納を設けることもできます。

4. ビルトイン食洗機を交換するときの選び方

ビルトイン食洗機の寿命は10年前後といわれています。エラーが出やすくなったり、洗い残しが増えたりしたら新しい食洗機への交換を検討する時期。今使っているのと同じメーカーの商品に交換するだけでなく、条件が合えば別のメーカーのものにも交換することもできます。交換できる商品を判断するには、次のようなポイントにしたがって既存の食洗機の種類やサイズを確認しましょう。

4-1. 既存のビルトイン食洗機の種類を確認する

まずは今使っている食洗機が「ミドルタイプ・ディープタイプ・フロントオープン型」のどれかを確認します。今と同じタイプの食洗機へ交換すると、リフォームがスムーズに進みます。

違うタイプの食洗機へ変更しやすいのは、一番サイズの大きいフロントオープン型からスライドオープン型へとサイズダウンするケース。逆にサイズアップしたい場合は、配管などが干渉するケースもあるので、まずはリフォーム会社に相談するとよいでしょう。

既存のビルトイン食洗機の種類がわからない場合は、下表のように開閉方法や設置場所などで判断できます。例外もあるので、わからない場合はリフォーム会社に品番を伝えて、交換可能な機種を教えてもらいましょう。

スライドオープン型 フロントオープン型
ミドルタイプ(浅型) ディープタイプ(深型)
食洗機の下が収納スペースになっている 調理台下に設置されていて、下部に収納がない 扉を前に倒して開く

スライドオープン型 フロントオープン型
ミドルタイプ(浅型) ディープタイプ(深型)
食洗機の下が収納スペースになっている 調理台下に設置されていて、下部に収納がない 扉を前に倒して開く

4-2. ビルトイン食洗機の幅を測る

ビルトイン食洗機の横幅は、45cm・60cmの2サイズが主流。とくに日本では45cmのスリムなタイプを使われているケースが多いです。基本的には同じサイズの食洗機に交換することになるので、既存の食洗機の幅を測ってみましょう。

4-3. ワークトップの奥行きを測る

システムキッチンの奥行きによっても、交換できる食洗機は変わってきます。国内メーカーのシステムキッチンの場合、ワークトップの奥行きは60cm・65cmが主流。奥行き65cmであれば、ほとんどのビルトイン食洗機を入れることができます。奥行き60cmの場合は交換できる商品が限られるため、リフォーム会社に設置可能な機種をお尋ねください。

5. ビルトイン食洗機を後付けするときの選び方

ビルトイン食洗機は新築時につけるイメージがあるかもしれません。今のキッチンにビルトイン食洗機がなくても、条件さえ合えばリフォームで後付けすることができます。次のような手順でキッチンの種類やサイズなどを確認して、設置可否を判断しましょう。

5-1. システムキッチンかセクショナルキッチンか確認する

まずは今お使いのキッチンが、システムキッチンかセクショナルキッチンかを確認します。

・システムキッチン:シンクやコンロが天板でつながって一体となったもの
・セクショナルキッチン:シンクやコンロがそれぞれ独立したもの

一般的なシステムキッチンであれば、ビルトイン食洗機をリフォームで後付けできるケースが多いです。工事内容としては、調理スペースの下の引き出しやドアがついた収納キャビネットを部分的に撤去して、サイズの合うビルトイン食洗機を設置するという流れになります。

古い集合住宅などでよく見られるセクショナルキッチンには、基本的にビルトイン食洗機は組み込めません。据え置き型の食洗機を設置するか、まるごと新しいシステムキッチンに交換するリフォームを検討するのもよいでしょう。

5-2. 調理台下に設置するならキャビネットのサイズを測る

次にビルトイン食洗機の設置場所として多い、調理台下のキャビネットのサイズを測ります。ビルトイン食洗機の幅は45cm・60cmが主流なので、キャビネットの幅に合った商品を選びます。天板の奥行きは65cmあればほとんどの商品を入れられますが、奥行きが短いキッチンだと選べる商品に制限がでやすいので注意が必要です。

キャビネットが幅75cm・90cmなどビルトイン食洗機よりも広い場合、余った部分に収納パーツを入れられることも。たとえば幅75cmのキャビネットであれば、「ビルトイン食洗機45cm+収納30cm」で収められる場合もあります。

5-3. シンク下に設置できるのはミドルタイプのみ

基本は調理台下にビルトイン食洗機を設置しますが、キッチンの寸法によってはシンク下に設置できるかもしれません。ただしシンク下に設置できるのはミドルタイプのみ。ディープタイプ・フロントオープン型はシンク下には入らないので、調理台下で検討することになります。

注意したいのが、シンク下には給排水管が通っており、調理台下よりも奥行きが狭い場合があること。サイズを確認するときには天板の奥行きではなく、シンク下の扉を開けて「給排水管を除いた奥行き」を測るようにしましょう。

6. まとめ

ビルトイン食洗機を交換・後付けするときは、キッチンのサイズに合った商品を選ぶことが大切。また給排水管や電源が離れていると、食洗機と接続しづらいため、新しくビルトイン食洗機を導入する場合は位置関係のチェックも必要です。近くのリフォーム会社や家電量販店に相談して、どんな機種が設置できるか確認してもらうと、リフォームをスムーズに進めることができるでしょう。

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