住宅の門扉

「門扉」の種類と選び方は?おしゃれ&便利にリフォームしよう

フェンスや塀に囲まれた住宅で、人や車が通行する出入口として設置される門扉(もんぴ)。門扉のないオープンな住まいもありますが、門扉を設置することでさまざまなメリットが得られます。そこで今回は門扉をリフォームするメリットや、門扉選びのポイントを解説します。

1. 門扉をリフォームするメリット

1-1. メリット1:防犯性が高まる

これまでオープンだった住まいに新しく門扉やフェンス設置すると、防犯性を高められるのが一つ目のメリットです。例えば、庭で遊んでいる子供やペットが道路に飛び出すのを防ぐことができますし、門扉の隣にインターホンがあれば、玄関より手前で来訪者の確認ができます。また、外から簡単に入れないプライベート空間が玄関と門扉の間にできるので、自転車やアウトドアグッズなどを置く場所がほしい方にもおすすめです。

1-2. メリット2:便利になる

今も門扉は設置されているものの、開閉がしにくい場合、門扉を新しいものに交換するとスムーズに開閉できて便利になります。開き戸で車椅子やベビーカーでの出入りがしにくい場合は、引き戸タイプの門扉に交換するのもおすすめです。

また非接触式の電気錠がついていて、カードキーやタグキーなどを近づけるだけで鍵が開けられる門扉にリフォームすれば、荷物や傘、赤ちゃんの抱っこで手がふさがっている場合でも簡単に解錠できます。ただしリフォームの場合、電気工事が伴うものは導入が難しかったり費用がかさんだりすることもあるので注意が必要です。

1-3. メリット3:デザイン性が高まる

建物や好みに合わせたデザインの門扉を選ぶことで、外観をおしゃれに演出することもできます。特に外まわりが殺風景なのが気になる方、今の門扉のデザインがあまり気に入っていないという方は、門扉リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

2. ポイント1:門扉の開き方を選ぼう

門扉の種類は「片開き・両開き・引き戸・アコーディオン・跳ね上げ」などがあります。敷地条件や用途に合わせて選びましょう。

種類 特徴 よく使われる場所
片開き門扉 扉1枚で開閉するタイプ。
省スペースで設置できる。
勝手口、通用門、
駐車スペースの横
両開き門扉 扉2枚で左右対称に開閉するタイプ。
開口を広くとれる。
正門
引き戸門扉 横にスライドさせるタイプ。
前後の開閉スペースが不要で、車椅子や自転車でも出入りしやすい。
正門、車庫
アコーディオン門扉 下にキャスター・レールがあって伸縮するタイプ。
前後の開閉スペースが不要。
車庫
跳ね上げ門扉 扉を上下に開閉するタイプ。
左右に門扉の収納スペースが不要。

種類 特徴 よく使われる
場所
片開き門扉 扉1枚で開閉するタイプ。
省スペースで設置できる。
勝手口、
通用門、
駐車スペースの横
両開き門扉 扉2枚で左右対称に開閉するタイプ。
開口を広くとれる。
正門
引き戸門扉 横にスライドさせるタイプ。
前後の開閉スペースが不要で、車椅子や自転車でも出入りしやすい。
正門、
車庫
アコーディオン門扉 下にキャスター・レールがあって伸縮するタイプ。
前後の開閉スペースが不要。
車庫
跳ね上げ
門扉
扉を上下に開閉するタイプ。
左右に門扉の収納スペースが不要。

2-1. 人が出入りする場所

人が出入りする場所には、開き戸タイプがよく選ばれます。勝手口のような狭い場所には省スペースで設置できる片開き、広めの正門には両開きなど、出入口の幅に合わせて使い分けるとよいでしょう。

開き戸の門扉は内開きに設置することが多いので、扉を開閉するために敷地内にある程度のスペースが必要です。入ってすぐの場所に玄関や階段がある場合など、開閉スペースがあまりとれない場合は引き戸を選ぶとよいでしょう。引き戸は周囲の人通りを気にせず開けたままにできるため、ベビーカー・車椅子・自転車などでも出入りしやすいメリットがあります。

2-2. 車が出入りする場所

カーポートの入り口など車が出入りする場所では、左右に動かすと伸縮するアコーディオン門扉がよく採用されてきました。比較的安価で導入しやすく、折りたたむことで省スペースに扉を収納できるメリットもあります。

アコーディオン門扉は外から敷地内が見えてしまうので、視線対策を重視したいなら引き戸タイプがおすすめです。部分的に人が出入りできる開き戸がついたタイプもあります。

アコーディオン門扉も引き戸門扉も、左右に扉の収納スペースが必要です。入り口の幅が狭い場合などは、跳ね上げ門扉も検討されるとよいかもしれません。

3. ポイント2:門扉のサイズを選ぼう

門扉のサイズは「間口×高さ」で選びます。人がスムーズに出入りできる間口は、およそ60cm以上。自転車やバイクを押しながら通行する場合は、プラス数十cmの幅が必要です。両サイドに門袖(もんそで)(※)がある場合は、その間の寸法を測って、ちょうど収まるサイズの門扉を選びましょう。

門扉の高さは1〜1.5mが標準的で、外からの視線をほどよく隠すことができます。前面道路の通行量が多い場合、人の頭の高さを超える2m前後の門扉やフェンスでしっかり隠すことも。門袖がある場合は、門扉の方を15cm程度低くするとバランスがよくなります。

※門袖とは:表札・ポスト・インターホン・宅配ボックスなどがよく設置される、玄関前の壁。柱状のものを「門柱」、壁状のものを「門袖」と呼ぶ。

4. ポイント3:門扉のデザインを選ぼう

一般住宅ではアルミ製の門扉がよく採用されます。軽量で開閉しやすいうえに、サビや腐食しにくく耐久性が高いからです。そのほかの素材によっても演出できる空間やデザインが変化するため、建物のデザインや好みに合わせて選ぶことをおすすめします。

4-1. シンプルスタイル

直線的でシンプルなデザインの門扉は、モダン・和風・ヨーロピアンなど、どのようなテイストの住まいにも合わせやすいのが特徴です。シンプルな形状ゆえに、価格も比較的安価なものが多いでしょう。シルバーだけでなく、ブロンズやブラックなどの色味もあります。

4-2. 木調スタイル

木目調のラミネート加工をすることで、木製に見えるアルミ製の門扉もあります。本物の木でできた門扉と違って、雨に濡れても腐食しにくいのが特徴です。高級感があって落ち着いた雰囲気の外構になります。パイン材風やチェリー材風など、木目や色味もさまざま。フェンスや玄関ドアなどと合わせてコーディネートしましょう。

4-3. 洋風スタイル

南欧スタイル・フレンチスタイルなど可愛らしい外観に合わせるなら、洋風なデザインの門扉がおすすめです。デコラティブな装飾と、曲線的なデザインで、エレガントな雰囲気を演出できます。

5. まとめ

門扉のないオープン外構も選べますが、門扉をつけると防犯性や意匠性が高まります。電子錠などの最新機能をつけて、暮らしを便利にするのもおすすめです。門扉の開閉方法やデザインは、敷地条件や建物との相性も大切なので、まずはリフォーム会社に相談してみましょう。

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