1. 「洗濯」をラクにする設備
毎日の洗濯は負担が大きく、ラクにしたい家事のひとつです。天候に左右されがちな洗濯物の乾燥や、重い洗濯物を運ぶ手間など、さまざまな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。ここでは、リフォームで取り入れられる洗濯に便利な設備をご紹介します。
1-1. 浴室乾燥機
浴室に浴室乾燥機とランドリーパイプを設置すれば、天候に左右されずに洗濯物を早く乾かすことができます。また、部屋干しの場合よりも生乾き臭を軽減することができる点も魅力。
さらに、浴室全体を乾燥させられるため、カビの発生を抑制し、掃除の負担を軽減できるメリットもあります。
1-2. 室内干し設備
洗面脱衣所や窓の近くなどに室内干しができるポールを設置すると、天候や花粉、時間帯を気にせず干せて便利です。
さらに可動式のポールなら、普段は収納していて必要な時だけ取り出して使用できるため、空間を有効活用できます。
1-3. ランドリールーム
洗濯や乾燥、アイロン掛け、収納までを完結させられる専用のランドリールームをつくると、導線が短くなり洗濯がよりラクになります。
また、人目に付く場所に洗濯物を干さずに済むため、家をスッキリ見せたい方にもおすすめです。
ランドリールームには、洗濯機・衣類乾燥機置き場、室内干し用ポール、アイロン台の設置や、収納したい衣類に合わせた収納スペースを確保するとよいでしょう。
 
    2. 「浴室掃除」をラクにする設備
浴室はカビや水垢などさまざまな汚れがつきやすい場所です。湿気が多く、石鹸カスや皮脂汚れなども蓄積しやすいため、定期的な掃除が欠かせません。ここでは、そんな浴室の掃除をラクにする主な設備をご紹介します。
2-1. 洗浄機能付き浴室・浴槽
掃除をラクにする浴槽の機能として、ボタン一つで浴槽を洗浄してくれるものがあります。
またTOTOの「床ワイパー洗浄」のように、浴室内の床を自動洗浄してくれるものも便利です。また、浴室の壁に磁石が付く仕様であれば、シャンプーボトルや椅子などを浮かせて収納できるため、効率よく床を自動洗浄することができます。
2-2. 浴室のコーティング
浴槽や水栓などに防汚コーティングを施すと、汚れや水垢がつきにくくなり、掃除の頻度を減らすことができます。
汚れがたまりにくいということはカビの発生もしにくくなるため、これまでカビ取りに費やしていた時間も軽減することができるでしょう。
※一部の素材や設備によってはコーティングができない場合があります。事前に施工業者にご相談ください。
 
    3. 「トイレ掃除」をラクにする設備
日々のトイレ掃除は負担が大きい家事のひとつです。衛生面が気になるけれど、毎日の掃除は大変。そのような方におすすめの、トイレの掃除をラクにする設備をご紹介します。
3-1. 凹凸の少ない形状のトイレ
シンプルな形状のトイレは拭き取りやすく、日々のお手入れが格段にラクになります。
特にフチがない便器は汚れが溜まりにくく、お掃除シートなどでさっと拭くだけでキレイを保つことが可能です。
また、Panasonicの便器は、便器と便座がどちらも樹脂素材でできており、陶器ではできなかった継ぎ目がない一体成形となっています。継ぎ目がないため汚れが入り込む隙間がなく、拭き掃除もスムーズです。
 
    3-2. お掃除リフト機能付きトイレ
便座が上に持ち上がり、便器と便座の間をしっかりと掃除できる機能です。
例えば、TOTOの「お掃除リフト機能」やLIXILの「お掃除リフトアップ」などがあります。
これらの機能により、これまで掃除がしにくかった部分も簡単に掃除することができ、トイレをより清潔に保てます。
 
    3-3. 自動洗浄・除菌機能付きトイレ
自動洗浄機能は、使用後に自動で便器内を洗浄し、常に清潔な状態を保てる機能です。例えば、Panasonicの「激落ちバブル」は、流すたびに細かい泡が便器内の汚れを落としてくれます。
また、除菌・消臭機能で、トイレ内の衛生環境を自動で管理してくれる設備もあります。TOTOの「きれい除菌水」やLIXILの「プラズマクラスターイオン」などは、自動で除菌・消臭を行うため、トイレを清潔で快適な空間に保つことが可能です。
 
    3-4. 汚れがこびりつきにくい表面素材
最新のトイレは表面に凹凸が少なくつるつるとした仕上がりで、汚れが付着しにくいことが特徴です。
加えて、力強く渦を巻くような水の流れにより、節水しながらもきちんと汚れを流してくれる機能も備わっています。
 
     
    4. まとめ
バス・トイレまわりの家事ラクは、リフォームで叶えることができます。洗濯を便利にする設備や、掃除の負担を軽減する設備を取り入れて、毎日の家事をもっとラクにしてみませんか。
どの設備が自分の家に最適かわからない場合は、お近くのリフォーム会社に相談してみるのがおすすめです。専門家のアドバイスを受けながら、理想的な家事ラク空間を実現してください。
 
          