洗面台で歯を磨く男女

多機能空間へ進化!洗面所・脱衣所リフォームの極意&洗面化粧台選び

2024.10.31

洗面所・脱衣所は単なる洗面や着替えの場所から、家事効率を上げる多機能空間へと進化しています。快適で使いやすい空間づくりには、生活スタイルに合わせたリフォームと適切な洗面化粧台の選択が鍵となります。今回は、リフォームで理想的な洗面所・脱衣所をつくるためのポイントを詳しく解説します。

1. 洗面所・脱衣所の用途を考えてリフォームする

洗面所・脱衣所は、一日の始まりと終わりに必ず使う重要な空間です。効率的で快適な空間をつくるためには、まず具体的な用途を考える必要があります。脱衣、身支度、洗濯について、それぞれの用途に応じた工夫を見ていきましょう。

1-1. 脱衣スペース

脱衣スペースは主に入浴前後の着替えに使用される場所です。タオルやパジャマ、下着類などを置くための棚があると、各部屋のクローゼットから衣類を持ち込まずにスムーズに入浴できます。また、寒い季節には快適に着替えができるよう、洗面脱衣所用暖房機の設置も検討するとよいでしょう。

1-2. 身支度スペース

身支度スペースは、洗面、歯磨き、ヘアメイクなど、日々の身だしなみを整えるための場所。こまごました生活用品を収納するスペースが必要です。また、家族が多い場合は、洗面ボウルを2台設置することで、同時に身支度ができるようになります。最近のトレンドとしては、ちょっとした物を置けるスペースを設けることで、スマートフォンを置いてYouTubeを見ながら歯を磨くなど、多様な使い方ができるようになっています。

1-3. 洗濯スペース

洗濯スペースは、洗濯機を回し、洗濯物を干し、アイロンがけをする場所です。ここには洗濯機置き場はもちろん、物干しやカウンターがあると便利です。これらの設備を適切に配置することで、洗濯作業の効率が大幅に向上します。

2. 理想の洗面化粧台を選ぶ5つのポイント

洗面化粧台は洗面所の主役とも言える存在。毎日使うものだからこそ、慎重に選びたいものです。洗面化粧台のサイズ、キャビネット、ミラー、洗面ボウル、水栓の5つの箇所について、重要なポイントを押さえて、あなたにぴったりの洗面化粧台を見つけましょう。

2-1. 洗面化粧台のサイズ

リフォームにおいて洗面化粧台を交換する際は、基本的に現在使用中のものと同じ間口や奥行きの洗面化粧台を選ぶのが無難です。ただし、扉の開閉スペースや通路、収納スペースの確保などの理由で、小さな洗面化粧台を選ぶこともあります。逆に大きな洗面化粧台を選び、ミラーキャビネットなどで収納スペースを増やすことも可能なので、慎重に検討しましょう。

2-2. キャビネットの仕様

洗面化粧台の下部にある収納キャビネットは、洗面所・脱衣所の使い勝手に大きく影響します。収納方法を大きく分けると、開き扉タイプ・引き出しタイプ・開き扉引き出し併用タイプの3種類です。

開き扉タイプのキャビネットはリーズナブルな商品も多く、大きな収納空間を確保できるのもメリット。ただし、奥に収納した物が取り出しにくかったり、上部がデッドスペースになりやすかったりするデメリットもあります。

引き出しタイプのキャビネットは、奥の物も取り出しやすいという利点があります。ただし、大きな物や背の高い物が入らない場合があるので、開き扉と引き出しの両方を組み合わせた併用タイプを選ぶのもよいでしょう。

2-3. ミラーの仕様

ミラーは1面鏡、2面鏡、3面鏡などさまざまなタイプがあります。1面鏡の場合、サイドがオープン棚になっていることが多く、すぐに物が取れる利点がありますが、生活感が気になることもあります。一方、2面鏡や3面鏡は、鏡の扉を開けると収納が付いていることが多く、メイク道具やスキンケア用品などを隠して収納できるメリットがあります。

2-4. 洗面ボウルの形状と素材

洗面ボウルは、大きなものを選ぶと洗濯物の予洗いなどにも便利です。素材選びは、コストとメンテナンス性を考慮して行いましょう。

洗面ボウルの素材 特徴
樹脂 ・割れにくい
・徐々に汚れがつきやすくなる
陶器 ・小さな傷や汚れがつきにくい
・硬い物を落とすと割れることも
ホーロー ・汚れやニオイがつきにくい
・小さな傷や欠けなら補修できることも
人工大理石 ・コストパフォーマンスが高い
・研磨剤などを使うと傷がつくことも
人造大理石 ・天然石に近い質感
・硬く、傷がつきにくい

洗面ボウルの素材 特徴
樹脂 ・割れにくい
・徐々に汚れがつきやすくなる
陶器 ・小さな傷や汚れがつきにくい
・硬い物を落とすと割れることも
ホーロー ・汚れやニオイがつきにくい
・小さな傷や欠けなら補修できることも
人工大理石 ・コストパフォーマンスが高い
・研磨剤などを使うと傷がつくことも
人造大理石 ・天然石に近い質感
・硬く、傷がつきにくい

2-5. 水栓の仕様

水栓の選択も重要です。ハンドシャワータイプは掃除や洗髪に便利です。壁付水栓は根本に水が溜まらないため、お手入れが楽になります。最近では、タッチレス水栓も人気です。手の汚れがハンドルに付かず、水の無駄使いも減らせるという利点があります。

3. 洗面所・脱衣所の機能性を高めるリフォームアイデア

洗面化粧台だけでなく、空間全体の機能性を高めることで、より快適な洗面所・脱衣所が実現します。温度管理や収納の工夫など、ちょっとしたアイデアで大きく改善できるポイントをご紹介します。

3-1. 寒さ・暑さ対策を強化する

快適な洗面所・脱衣所をつくるには、温度管理も重要です。冬場の寒さ対策は、快適性だけでなく健康面でも大切。夏は脱衣所に熱がこもり、お風呂上がりなどに暑くて辛いこともああります。

洗面所・脱衣所の窓まわりが寒かったり暑かったりする場合、断熱性の高い内窓を設置することで外気の影響を軽減できます。また、洗面脱衣所用暖房機を導入すれば、寒い季節でも温風で部屋を温めて快適に過ごせるでしょう。蒸し暑い夏には扇風機代わりに使ったり、洗濯物の乾燥や湿気対策にも役立ちます。

3-2. 収納スペースを最適化する

洗面所・脱衣所は、限られたスペースに多くのものを収納する必要があります。効率的な収納計画は、空間の使いやすさを大きく向上させます。

(例)
・洗面台の横の空きスペースにサイドキャビネットを設置する
・大型ミラーキャビネットで小物類をすっきりと収納する
・洗濯機の上に棚を設置し、洗剤や柔軟剤などを置くスペースを確保する
・折りたたみ式のアイロン台を壁に取り付け、使用時だけ出せるようにする

4. まとめ

快適な洗面所・脱衣所をつくるには、単なる洗面化粧台の交換にとどまらず、動線や収納など機能性に焦点を当ててリフォームすることが大切です。水回りに強いリフォーム会社に相談することで、ライフスタイルに合わせたリフォームを提案してもらえます。

また、洗面所・脱衣所だけでなく、浴室や給湯設備までトータルに考えてリフォームすると、より使い勝手の良い空間になります。トータルで検討することで、追加の工事依頼が発生しにくくなり、トータルコストも抑えられるかもしれません。お得なパック料金を用意しているリフォーム会社もあるので、ぜひ調べてみてください。

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