1. 庭に設置するフェンスの役割ってなに?
1-1. 敷地の境界をはっきりさせる
土地の周囲をぐるりと取り囲むようにフェンスを設置すると、隣地や道路との境界線がはっきりします。内と外がくっきり分かれることで、防犯対策にもつながるでしょう。
1-2. 道路や隣家からの目隠し
隣家が近かったり交通量の多い道路に面していたりすると、外からの視線が気になることも。フェンスを設置することで、家の中や庭を他人に見られにくくする役割もあります。
1-3. 子供やペットの飛び出し防止
フェンスには、庭で遊んでいる子供やペットが、外に出てしまうのを防ぐ役割もあります。子供を庭でのびのびと遊ばせることができたり、リードなしの犬を自由に走らせたりできるのは大きなメリットです。
1-4. おしゃれな雰囲気を演出する
おしゃれなフェンスを選べば、殺風景な庭のアクセントにもなります。さまざまな色やデザインのフェンスがあるので、庭や建物のテイストに合わせて選びましょう。
2. 庭に設置するフェンスの種類
庭に設置するフェンスは、主に敷地の境界を区切るのが目的の「メッシュフェンス」と、外からの視線を遮るのが目的の「目隠しフェンス」の2種類です。
2-1. メッシュフェンス
メッシュフェンスとは、金属を格子状に組んだフェンスのこと。軽量で安価なのがメリットで、通風や採光の邪魔もしません。ただし敷地の境界は区切ることができますが、目隠し効果は期待できないので注意しましょう。
2-2. 目隠しフェンス
目隠しフェンスには、縦格子や横格子などさまざまなデザインがあります。外からの視線を遮りやすく、プライベートな空間をつくりたい方によく選ばれるのが、横格子のデザイン。縦格子は人やペットが足をかけてよじ登りにくい形状で、防犯面でも安心感があります。
アルミや樹脂の細長い板を並行に並べてあって、板の隙間が小さいものなら、しっかりと外からの視線をカット。庭の暗さや圧迫感が気になる場合は、ほどよく目隠しをしつつ柔らかな光を取り入れられる、半透明の素材を使ったフェンスを選ぶのも一つの方法です。
3. 庭に設置するフェンスを選ぶときのポイント
3-1. 高さ
庭に設置するフェンスは、どこにいる誰の視線を遮りたいかによって、ベストな高さが変わります。例えば自宅が道路よりも高い位置にあれば、低めのフェンスでも十分に視線を遮ることができるでしょう。ペットの飛び出し防止なら、ペットのジャンプ力や体格に合わせた高さを選ばないと、飛び越えてしまうかもしれません。高すぎると圧迫感がでたり、日当たりが悪くなったりするデメリットもあるので、目的に合わせて高さを調整しましょう。
3-2. 素材
フェンスにはアルミ・人工木・樹脂・スチールなどの素材があります。土地や駐車場の境界によく使われるのが、頑丈なスチール性のメッシュフェンス。目隠しを目的とする場合は、アルミ製や樹脂製がよく選ばれます。ナチュラルなら木に似せた樹脂、スタイリッシュならアルミなど、好みの雰囲気に合わせて選びましょう。
素材 | 特徴 | よく採用される場所 |
---|---|---|
アルミ | ・軽量でサビにくい ・加工しやすいので、メッシュから目隠しまでデザインが豊富 |
一般住宅 |
人工木・樹脂 | ・木に似せた素材で、ナチュラルな雰囲気 ・本物の木に比べてメンテナンスが楽 |
|
スチール | ・価格が安く、頑丈 ・メッシュフェンスが大半 |
駐車場・公園などの公共施設 |
素材 | 特徴 | よく採用される場所 |
---|---|---|
アルミ | ・軽量でサビにくい ・加工しやすいので、メッシュから目隠しまでデザインが豊富 |
一般住宅 |
人工木 ・樹脂 |
・木に似せた素材で、ナチュラルな雰囲気 ・本物の木に比べてメンテナンスが楽 |
|
スチール | ・価格が安く、頑丈 ・メッシュフェンスが大半 |
駐車場・公園などの公共施設 |
庭に設置するフェンスのおすすめ商品はこちら
4. まとめ
庭に設置するフェンスは、目的によって適した種類・高さ・素材が変わります。また敷地と道路の高低差、道路の交通量、その土地の日当たりなどによってもフェンスの選び方は変わってくるでしょう。まずはリフォーム会社の現地調査で、どのようなフェンスを設置するのがいいかアドバイスをもらうのがおすすめです。フェンスと合わせて、門扉などもコーディネートすると、さらにおしゃれな庭をつくることができます。