1. 畳のリフォーム
1-1. 新しい畳に新調する
新しい畳に交換するときは、昔ながらの緑色の畳だけでなく、カラーの畳や縁なし畳などモダンなデザインを選ぶこともできます。ベージュやブラウン、グレーなどカラーバリエーションも豊富なので、インテリアに合わせた色を選ぶとよいでしょう。
また、イ草たたみは香りがよいですが、掃除のしにくさが気になることも。和紙たたみやプラスチックたたみは水が染み込みにくく、飲み物や食べ物をこぼしたときの掃除が楽になります。カビやダニも発生しにくいため、アレルギーをお持ちの方も安心です。
畳の種類 | 特徴 |
---|---|
イ草たたみ | 昔ながらの天然イ草。香りがよく、調湿効果もある。 |
和紙たたみ | 和紙を編んで樹脂コーディングされたたたみ。水が染み込みにくく、変色しにくい。 |
プラスチックたたみ | 水分を吸収せず、お手入れしやすい。カラーバリエーションも豊富。 |
畳の種類 | 特徴 |
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イ草たたみ | 昔ながらの天然イ草。香りがよく、調湿効果もある。 |
和紙たたみ | 和紙を編んで樹脂コーディングされたたたみ。水が染み込みにくく、変色しにくい。 |
プラスチック たたみ |
水分を吸収せず、お手入れしやすい。カラーバリエーションも豊富。 |
1-2. 畳をフローリングへ張り替える
畳からフローリングへの張り替えも人気のリフォームです。洋室としての利用を考える場合、押入れからクローゼットへの変更や、壁や天井のクロスの貼り替えなども同時に検討するとよいでしょう。

2. 建具(襖・障子・欄間)のリフォーム
2-1. 襖を貼り替える・新調する
襖は一般的に10年程度で貼り替えの目安となります。汚れや傷み、穴あきなどが見られたら、リフォームを検討しましょう。
襖のリフォーム方法は、下地や枠はそのままで襖紙だけ貼り替える方法と、丸ごと新調する方法があります。従来の和紙だけでなく、汚れに強い襖紙やデザイン性の高い襖紙もおすすめです。
2-2. 障子を貼り替える・新調する
障子は一般的に5年程度で貼り替えの目安となります。汚れや傷み、穴あきだけでなく、紫外線による焼けで光の入りが悪くなることも。骨組みまで劣化している場合や、デザインを変えたい場合は、骨組みごと新調することもあります。
お子様やペットがいるご家庭では、耐久性の高い表面素材を選ぶのがおすすめです。特にワーロンシートは水拭きもできるため、お手入れが簡単です。
耐久性 | 表面素材 | 特徴 |
---|---|---|
高 ↑ ↓ 低 |
ワーロンシート | 普通紙・強化紙より耐久性が高い。塩化ビニールで和紙を挟んでおり、水拭きできる。 |
強化紙 | 普通紙より破れにくい。和紙で塩化ビニール樹脂を挟んでいる。 | |
普通紙 | 一般的な障子紙。植物繊維が配合されている。 |
耐久性 | 表面素材 | 特徴 |
---|---|---|
高 ↑ ↓ 低 |
ワーロン シート |
普通紙・強化紙より耐久性が高い。塩化ビニールで和紙を挟んでおり、水拭きできる。 |
強化紙 | 普通紙より破れにくい。和紙で塩化ビニール樹脂を挟んでいる。 | |
普通紙 | 一般的な障子紙。植物繊維が配合されている。 |
2-3. 襖や障子を洋風の建具に変える
襖や障子を洋風の建具に変えるリフォームも人気です。特に、リビングと続き間になっている和室では、洋風のシンプルな引き戸などに変えることで、インテリアの統一感が生まれます。表が和風デザイン、裏が洋風のリビングに馴染むデザインの建具もあります。
2-4. 欄間のリフォーム
欄間とは、天井と鴨居や長押の間にある開口部材です。壁でふさがないことで通風・採光を確保する役割があります。
伝統的な組子細工や彫刻が施された欄間は、住まいの特徴として残すのもおすすめです。装飾を省いたシンプルなデザインに変更することで、モダンな印象にすることもあります。現代風のインテリアに合わせて欄間を完全に撤去して、壁で埋めるのも選択肢の一つです。また、和紙が貼られた欄間障子は、普通の障子と同様に定期的な貼り替えが必要になります。

3. まとめ
和室のリフォームでは、単に古いところを修繕するだけでなく、お掃除のしやすさやデザイン変更も含めて検討しましょう。成功のポイントは、ご家庭の生活スタイルに合わせること。すべてをリフォームすると予算に合わない場合は、優先度の高いものから計画的に進めるのがおすすめです。
和室には特有の構造や素材があるので、専門知識を持ったリフォーム会社に相談すると、より満足度の高いリフォームが実現できます。どこをリフォームするか迷ったら、近隣のリフォーム会社に相談してみましょう。