窓サッシの点検をする作業員

窓サッシやシャッターの施工方法は?リフォームの流れも解説

窓は家の中で熱が逃げやすい場所の一つ。冬の寒さやエアコン代の高さなどの悩みは、窓をリフォームすることで解消できるかもしれません。また窓の建て付けの悪さが気になるときも、リフォームを検討するタイミングです。とはいえ、窓まわりのリフォームにはさまざまな種類があるため、どのようなリフォームをすればよいかわからないことも。そこで今回は窓リフォームの流れや施工方法をお伝えしたいと思います。

1. 窓まわりのリフォームの流れ

1-1. リフォームの目的を考える

窓リフォームの目的は「断熱性を上げて、窓からの暑さや寒さを改善したい」「建て付けが悪いので、スムーズに開閉できるようにしたい」「採光や通風をよくしたい」などご家庭によってさまざま。割れにくい窓や二重の鍵で防犯性を高めたり、窓枠の色を変えてイメージチェンジしたりすることもあります。実現したいことによって工事内容が変わってくるので、まずは目的を明確にしておきましょう。

1-2. リフォーム会社が現地調査をする

リフォームの目的が整理できたら、お近くのリフォーム会社に訪問するか、電話やメールなどで連絡します。要望を伝えると、担当者が家に訪問して現地調査が行われます。今の窓ガラスやサッシの種類を調べたり、寸法を測ったりすることで、適切な工事内容や窓の種類を判断。実際に窓を動かしてみて、開閉のスムーズさや鍵のかかり具合などもチェックします。

1-3. プランと見積りを検討する

現地調査や要望をもとに、リフォーム方法や窓の種類を決めます。「要望通りになっているか?」「追加や無駄はないか?」など十分に検討し、変更点があればリフォーム会社に伝えて修正してもらいましょう。プランの内容や見積りに納得できれば、リフォーム会社と正式に契約することになります。担当者と相談して、工事の日程を決めましょう。

1-4.リフォーム工事をする

リフォームの内容によって、工事にかかる時間の目安は変わります。ただし窓リフォームは大掛かりな作業になることが少なく、約半日〜1日とスピーディーに終わることがほとんどです。(※)

リフォーム内容 工事にかかる時間の目安
内窓の設置 1窓あたり約1時間〜
窓ガラスの交換 1窓あたり約1時間〜
窓サッシの交換(カバー工法) 約半日〜
シャッターの取り付け・交換 1窓あたり約1時間〜

リフォーム内容 工事にかかる
時間の目安
内窓の設置 1窓あたり
約1時間〜
窓ガラスの交換 1窓あたり
約1時間〜
窓サッシの交換
(カバー工法)
約半日〜
シャッターの
取り付け・交換
1窓あたり
約1時間〜

※リフォーム箇所が多い場合はこれに限りません。

2. 内窓・窓サッシの施工方法

2-1. 内窓を設置して二重窓にする

窓の断熱性や防音性を高めたいときによく選ばれるのが、内窓の設置です。窓が二重になることで、防犯性もアップします。通常、マンションの屋外に面する窓は共用部分にあたり、勝手にリフォームできません。しかし内窓設置は室内側の専有部での施工なので、マンションでも実施しやすいリフォームです。

<施工方法>
今ある窓の内側に新たな枠を取り付け、レールに窓をはめ込み調整して完了します。

出典:LIXIL

2-2. 窓ガラスを交換する

今お使いの窓サッシはそのままで、窓ガラスのみ交換して断熱性や防音性を向上させる方法もあります。単板ガラスを複層ガラスなど断熱性能の高いものに交換すると、冬の寒さが和らぎます。

<施工方法>
1枚のみのガラスで構成された単板ガラスから、2枚のガラスが重なっている複層ガラスに交換すると、ガラスの厚さが増すため、そのままでは今までの窓サッシに入りません。そこで複層ガラスの周囲に「アタッチメント」と呼ばれる部材を取り付けてから、単板ガラス用のサッシにはめ込みます。

ただし今使っている窓の種類によっては、レールから窓を外して新しいものに入れ替えるだけで工事が完了することもあります。

2-3. 窓サッシを交換する(カバー工法)

窓サッシをアルミ製から樹脂製などに交換することで、断熱性がアップします。窓サッシにはさまざまな色があるので、インテリアに合わせて選ぶのもよいでしょう。

一般的な施工方法は、窓をレールから外して、今ある窓枠の上から新しい窓枠を覆いかぶせる「カバー工法」です。ガタつきがあった窓の開閉も、スムーズで静かになります。

<施工方法>
まず現在お使いの窓をレールから外します。今ある窓枠と新しい窓枠をつなぐ専用部品を取り付けたら、新たな窓枠を覆いかぶせて固定。レールに新しい窓をはめ込んだら完成です。

3. 雨戸・シャッターの施工方法

3-1. 新しいシャッターを取り付ける

今お使いの窓に雨戸やシャッターが付いていない場合、新しい雨戸・シャッターを取り付けることで台風時の飛来物から窓を守れるようになります。屋外側の窓の周囲に取り付けスペースがあれば施工可能です。

<施工方法>
窓の上の外壁部分に枠を固定して、本体やガイドレール、ボックスを取り付けます。

3-2. 新しいシャッターに交換する

今お使いのシャッターの開閉音がうるさくてお困りの場合は、新しいシャッターに交換すると動きがスムーズになり音の問題も解消できます。手動シャッターから電動シャッターに交換すると、室内にいながらボタン操作ひとつで開閉できてさらに便利に。複数のシャッターを1つのリモコンで操作できる商品もあります。

<施工方法>
既存のシャッターの枠をそのまま残して、ボックスや本体、ガイドレールを外して新しいものを取り付けるのが一般的です。

3-3. 新しい雨戸パネルに交換する

すでに雨戸がついているけれど、開け閉めしにくかったり、ガタガタと異音がしたりと使いづらさを感じていることもあるでしょう。軽い雨戸パネルに変えることで、スムーズに開閉できるようになることもあります。また通常の雨戸は閉めると部屋が真っ暗になりますが、ルーバー付きの雨戸パネルに交換すると、雨戸を閉めたままで風や光を取り入れることもできます。

<施工方法>
枠はそのまま残して、雨戸パネルを交換するだけなので、短時間でリフォームが終わります。

3-4. 雨戸をシャッターに交換する

左右にスライドする雨戸を、上下に開閉するシャッターに交換するリフォームもあります。電動シャッターにすれば、ボタンひとつで手軽に開閉できるようになって便利。開閉時の音も抑えられます。

<施工方法>
雨戸を収納する部分を「戸袋」といいます。戸袋を撤去するのは大変なので、そのまま戸袋を残して上からシャッターを取り付ける工事が一般的です。

4. まとめ

窓の数や場所によっても異なりますが、多くの窓リフォームは1日程で完了します。窓を一新すると、暑さや寒さを解消したり、使い勝手がよくなったりと、ぐんと暮らしやすくなります。今ある窓の種類や悩みによって最適なリフォーム方法が変わるので、まずはお近くのリフォーム会社を探して、悩みや要望を伝えてみるとよいでしょう。

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